工場スレート屋根のアスベスト対策|飛散を防ぐ封じ込め工法

築30〜40年を迎えた工場・倉庫で多く見られる波形スレート屋根。その多くにアスベスト(石綿)が含有されており、経年劣化による破損や、事前調査を伴わない安易な改修が飛散リスクを招きます。仙台・宮城エリアの施設管理者が押さえておくべき「安全な対策の考え方」を、専門的な視点から解説します。

目次

工場スレート屋根にアスベストが含まれる理由

工場スレート屋根のアスベスト対策

波形スレート(大波・小波スレート)は、軽量で耐火性に優れ安価なことから、1960年代から2000年代前半にかけて工場・倉庫の屋根材として広く普及しました。この時期の製品の多くには、強度を高める目的でアスベストが混入されています。国内で石綿含有建材の製造・使用が全面禁止されたのは2006年であり、それ以前に建てられた建物では含有の可能性が高いと考えるのが実務的です。

スレートは、アスベストがセメントで固められた「レベル3建材」に分類されます。通常の状態では飛散性は低いものの、破損・切断・穴あけなどの加工時には繊維が飛散する恐れがあります。仙台市周辺にも高度経済成長期以降に建設された工場が数多く残っており、屋根材が該当するケースは少なくありません。

劣化スレートを放置する三つのリスク

第一に、雨漏りです。スレートは紫外線と寒暖差で徐々に脆化し、東北の凍害や積雪の重みでひび割れ・欠けが進行します。割れ目からの浸水は、断熱材の劣化や設備・在庫の損傷、鉄骨母屋の腐食へと連鎖します。

第二に、飛散リスクです。破損部を放置したり、知識のない業者が高圧洗浄や無防備な踏み割りを行えば、石綿繊維が周囲に飛散し、作業員や近隣への健康影響につながりかねません。

第三に、法令リスクです。2022年4月以降、一定規模以上の解体・改修工事では、石綿の有無を調べる事前調査結果の報告が義務化されています。含有を把握しないまま工事を進めることは、施設管理者・元請け双方にとって大きなリスクとなります。

操業を止めない「封じ込め」「囲い込み」という選択肢

アスベスト含有スレートへの対応は、必ずしも全面撤去だけではありません。撤去は費用と飛散対策の負担が大きく、工場では操業停止も避けたいところです。そこで有効なのが、既存屋根を残したまま対処する二つの工法です。

ひとつは、専用塗料で表面を被膜し繊維の飛散を抑える「封じ込め(安定化)」。もうひとつは、既存スレートの上に新しい金属屋根(折板など)をかぶせる「囲い込み=カバー工法」です。カバー工法は既存材を撤去しないため廃棄物と飛散リスクを抑えられ、屋根内で作業が完結するため操業を止めずに施工できる点が、稼働中の工場に適しています。ただし既存屋根や下地の劣化度によって適否が分かれるため、事前診断が不可欠です。

施工会社選びで確認すべきこと

まず、着工前に石綿含有調査(分析)と屋根の劣化診断を適切に行える体制があるかを確認してください。次に、有資格者の在籍と保険体制です。株式会社ライアスは、雨漏り診断士・一級建築士が在籍し、東京海上日動「超ビジネス保険」に加入。自社足場・自社職人による完全直営体制で中間マージンが発生せず、多能工が屋根から外装まで一貫対応します。40年の現場経験を持つ責任者が、仙台・宮城・東北の工場それぞれの立地条件に応じた最適な工法をご提案します。

まとめ

アスベスト含有が疑われるスレート屋根は、放置も安易な工事も禁物です。まずは含有の有無と劣化度を正しく把握し、操業を止めない封じ込め・カバー工法を含めて検討することが、コストとリスクの両面で得策です。

現地調査・お見積りは完全無料です。まずはお気軽にご相談ください。株式会社ライアス:https://liasu.co.jp/wp/contact/

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