仙台市泉区|マンション屋上の高架水槽解体撤去・雨漏り根本原因の除去

高架水槽の撤去

依 頼 主:オーナー様

依頼内容:マンションの高架水槽解体撤去

地  域:仙台市泉区

きっかけ:屋上からの雨漏りが発生しており、起因となっている、現在使用していない高架水槽を処分したいと言われた。

目次

■ 現場調査

「水槽の下」に潜む、防水層の限界を見極める。

巨大なコンクリート架台(基礎)の上に載った高架水槽は、死角が多く、通常の点検では異常を見逃しがちです。

  • 判明した事実: 水槽を支える鋼製架台の錆が進行し、その錆が膨張して基礎コンクリートを圧迫。そこから生じた亀裂(クラック)が、屋上の防水層を貫通していました。さらに、水槽内部に溜まった雨水の重みが常に負担をかけ、建物の揺れによって亀裂が拡大し続けている状態でした。
  • 見逃せないリスク: 高架水槽は数トンの重量があります。不要な重量物が屋上にあることは、地震時の揺れを増幅させ、建物全体に悪影響を及ぼします。今回の撤去は、雨漏り修理であると同時に、マンションの「耐震リスク軽減」という重要な意味を持っていました。

■ 修繕提案

「壊して終わり」にしない。防水・軽量化・美観をセットにした修繕計画。

住民の皆様の生活環境に配慮しつつ、建物の寿命を延ばすための以下のステップを提案しました。

  1. 安全かつ静かな解体工法: 住宅密集地である泉区の環境を考慮し、粉塵や騒音を最小限に抑える切断工法による撤去を計画。
  2. 基礎撤去あとの「防水一体化」: 水槽を撤去した後の露出したコンクリート部分を平滑に処理し、屋上全体の防水層と一体化させる再施工を提案。これにより「水が溜まる場所」を完全に無くします。
  3. 建物の軽量化シミュレーション: 数トンの水槽を撤去することで、建物にかかる負担がどれほど軽減されるかを解説し、管理組合様の合意形成をサポート。

■ まとめ

マンションの屋上にある「使われていない設備」は、いわば時限爆弾のようなものです。 私たちは、単に「邪魔なものをどかす」のではなく、撤去した後にその場所がどう雨を流し、どう建物を守るかまでを設計します。建物を軽くし、雨の入り口を塞ぐ。これが、私たちが考える「本質的なリフォーム」です。

現在、クレーン作業の安全確保と、住民様への周知期間を含めた詳細な施工工程を策定中です。

目次